般若心経を バリの舞踊で完全映画化 人間と宇宙の本質を解き明かす新訳詩 【内容】 仏教の「空」の思想は、科学が進んだ現代になって、全世界から注目を集めている。 なぜなら、「宇宙にあるものすべてはエネルギーでできている」ということが 科学的に証明されたため、古代に説かれた「空」の思想が、実は「大宇宙の真実」 を物語っていたのだと、世界中の人々が気づいたからだ。 今回制作された「ハート・スートラ〜般若心経〜」は「大宇宙はエネルギーでできている」 という「空」の真髄をベースに、これまでにない新訳詩で般若心経を捉え直し、 人間や宇宙の本質を解き明かしている。 出演は、世界的にも有名なバリ島隋一の歌舞団・プリアタン歌舞団をフューチャー。 インドネシア・バリ島、シンガポール、日本各地にてロケーションを敢行した2009年度作品。 般若心経をバリの歌舞団によって表現するという試みは とてもエイサイティングな心躍る撮影の連続だった。 リゾートホテルのプライヴェートビーチを借りきり、 夕日に合わせてダンサー達が、ケチャックダンスを踊る。 人間の欲望を、バリの伝統的なダンスで表現するという試みに、 彼らは私の想像を超えた肉体表現でレンズに挑みかかる。 言葉を超えた幻想的なシーンとなった。 バリ島は、人が祈る姿がとても美しい国である。 老若男女、いつも彼らは祈っている。 主役のプリ・マドンナ ヴィダニは、オーディションで 選ばれたのだが、その一番の理由は、 「祈る姿」の美しさであった。 彼女が、クタの夕日を背景に祈る姿にスタッフ全員息を呑んだ。 もうひとりの主役、歌舞団の団長は、クランクイン前から、 英訳された般若心経を読み、理解し、 レゴンダンスに落とし込んでくれた。 カタコトのインドネシア語でシーンごとの気持ちを 短く伝えるだけなのに、それを、より深く理解し表現してくれた。 世界各国で高い評価をいただいたこと、とてもうれしく思う。 特にアジアの方々から、口をそろえ「瞑想のような映像」と 評価をいただいたことが、何よりもうれしい。 「瞑想のような映像」 それは、けっして特殊技術によってつくられるものではない。 私達が目にする、この風景の物語を、 「心の声」に耳を傾け紡ぐことによって生まれるのだと 私は信じている。 (公式ノミネート) フロリダ・デルレイビーチ映画祭 イギリス・スワンジーベイ国際映画祭 ハート・オブ・イングランド国際映画祭 アイルランド国際映画祭 南アフリカ国際映画祭 イリノイ・ルート66映画祭 タイ国際映画祭 エジプト国際映画祭 サンバレイ・スピリチュアル映画祭 フロリダ・インディペンデント映画祭 2010年アメリカ/テレビ放送「エデュケーションチャンネル」で放送